南葛、新エース候補の長井と森夲がそれぞれ4得点
4得点の活躍を見せた南葛の長井。(写真:小林渓太)
MATCH REPORT後藤 勝
<東京カップ2次戦:三菱UFJ銀行 0-10 南葛SC>
3月1日におこなわれた東京カップ2次戦1回戦第3試合は、東京都社会人サッカーリーグ2部(昨年まで3部)の三菱UFJ銀行を相手に、関東サッカーリーグ1部の南葛SCが10-0で大勝する結果となった。前後半5得点ずつ。先発のFW長井、その長井に替わり後半8分から出場したFW森夲がそれぞれ4得点を挙げ、新エース候補に名乗りを上げた。
特に、早い時間帯の前半5分に先制ゴールを挙げ、試合の流れを決めていった長井の存在感が強かった。FC岐阜からの期限付き移籍加入。母校・中部大学、そして岐阜と志向が似ている風間八宏監督のサッカーで「止める、蹴る」「外す」といった根本から鍛え上げ、さらなる成長を遂げるための決断だったが、その成果が早くもあらわれ始めていた。
コンディションの問題で後半早めの交代となったが、そこまでの時間だけで十分な働きをしていた。しっかりと味方と連動してボールを迎えに行くポストプレー、背後に出ていく動き、ゴール前でいいポジションをとりクロスに対してのシュート、すべてが的確だった。
「『センターバックを攻めろ』と、よく言われている。ゴールを守ってのセンターバックなので、相手のセンターバックの背中をいかに攻めることが出来るかが大事。その背中を意識してプレーした。日頃の練習からやっている成果がこういう試合で活かされているのかなと思う」
南葛の戦術に適応し、チームの一員として機能しながら優れた個を発揮した。ゴールの幅でプレーし、得点を狙える位置にいる辺りにセンスがにじみ出ている。「カテゴリーが下がって点を決められないというのは絶対にやってはいけないことだと思う。フォワードとして、カテゴリー関係なしに得点を奪う感覚をこの1年でつけていきたいと思う」と、長井。ここからさらに成長するとなると、末恐ろしい限りだ。
もっとも、常に競争が激しく好調の選手が先発にピックアップされる南葛では、好調を維持し、なおかつ日々成長していくようでなければ抜きん出ることは難しい。中学時代に所属していたFCフェルボール愛知での後輩である森夲をはじめ、ライバルたちに優り出場機会を得るためにも、長井はストライカーとしての進化を止めない。
大会日程・トーナメント表
・東京都社会人チャンピオンシップ(東京カップ)






