東京23、質の高さを見せて初戦突破
先制ゴールを決めて喜ぶ東京23の村上。(写真:小林渓太)
MATCH REPORT後藤 勝
<東京カップ2次戦:東京23FC 6-0 プロクリアル>
3月1日に南豊ヶ丘フィールドで東京カップ2次戦1回戦3試合がおこなわれ、第2試合では東京都社会人サッカーリーグ1部のクリアソン プロクリアルが関東サッカーリーグ1部の東京23FCに挑む構図となった。
序盤はプロクリアルがすばやい寄せで球際をつくり、東京23に思い通りボールを動かせさせないよう地上戦を挑む展開。しかし前半12分、東京23は左コーナーキックの流れで得た右スローインをロングスローとし、これをFW村上が押し込んで先制。その後も後方スローインを受けてのロングフィード、左コーナーキックをゴールに結びつけ加点していった。
ボールを扱う側の精度、フィニッシュに関わる選手の身体能力がそのままクオリティに直結する浮き球の空中戦勝負で、東京23がプロクリアルを上回る恰好になった。「我々としては初めての公式戦で、選手も最初はちょっと堅く入ってしまったと思うが、隙をつくらないようにプレーしてくれたと思う」と、東京23の安田監督。プロクリアルのアプローチに左右されない攻撃で打開し、点差を拡げ、試合の主導権を握ることに成功した。
前半を4点のリードで折り返し、この時点では勝敗はほぼ決着したも同様。東京23としてはどのように後半に臨み、その時間を大切にするかが重要だったが、落ち着きを取り戻したプロクリアルの反撃を抑えつつ、さらに2点を加えて試合を終えた。
「プレシーズンの練習試合では後半の内容があまり良くない時があった。選手に対しては、前半と同じ内容にはいかないという話をさせてもらったが、選手同士で話して主体的に対策をとってやってくれた。選手がよかったと思う」(安田監督)
後半はMF石川とFW竹野を中心にプロクリアルもチャンスをつくったが無失点。「クリアソンさんが最後まで集中力を切らさずプレーしてきてくれたので、すごくいいゲームになったと思う」と安田監督が言うように、点差はついたものの、リーグ戦に向けて互いに歯ごたえのある試合になったのではないか。
「仕事をしながらサッカーをしている選手たち、人生を削ってプレーしている選手たちの、その覚悟に応えないといけない責任がある。少しでも彼らを成長させて、彼らの価値を高める、それがクラブの価値を高めることにつながると思うので、毎日そのことを考えながらトレーニングと試合をしている」と、安田監督。JFL昇格に加え、天皇杯に出場してJクラブ相手に自分たちのサッカーをして勝つことが東京23の目標。そのレベルを意識し、磨かれた選手個々の質の高さが光る一戦だった。
(後藤勝)
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