三菱養和、アストラ破り2連勝 CB細田が突破口
写真:FW小口の先制ゴールを喜ぶ三菱養和。
東京1部三菱養和 2-0 アストラ
前節、連敗を5で止めて6試合ぶりの勝利を挙げた養和。この日は雨の影響もあってか自分たちがボールを持つ時間を作れず、推進力、空中戦がウリのアストラに序盤から一方的に押し込まれた。ゲームを落ち着かせるはずのベテランのMF後藤は、数えるほどしかボールを触らぬうちに23分に負傷し、担架で運ばれてそのままピッチを去った。
そんないいところがなかった養和に突如先制点を呼び込んだのは右CB細田のワンプレー。30分、自陣右寄りの位置で相手のボールをカットし、前方のスペースを見つけると『コンドゥクシオン』と呼ばれる持ち上がりを開始。「前が空いていたので」という細田の判断。当たり前のようにも聞こえるが、パスを選択しがちなCBが仕掛けたドリブルは、アストラの堅い守備ブロックにヒビを入れていき、相手が吸い寄ってきたところでスルーパスを通すと、最終ラインの背後でFW小口がゴールへ流し込んだ。
チームが沸き立つと自然にボールも走り出すのが養和イズム。後半開始1分にはゴール前の細かいつなぎから、ピッチに入ったばかりのMF木村が鮮やかにミドルを蹴り入れて一気に2-0。
そこからの相手の反撃は、サイドからの突破をある程度許しても、中央では3枚のCBが正しい位置取りでクロスを跳ね返し、セットプレーのピンチは最後まで全員で体をぶつけて踏ん張った。
攻守に活躍した細田は「ここ数試合は勝てないゲームが続いて自分たちのサッカーを見失っていた。前節からもう一度初心に帰って自分たちのサッカーを楽しむ、ボールを保持して得点を狙うことにこだわった。いい攻撃ができたから守備でもいい流れができたのだと思う」と話した。
前節に続く無失点、今季初の複数得点による2連勝は自信になるだろう。大黒柱の後藤が負傷で退いた心配事はあるが、入れ替わりでピッチに入ったケガ明けの10番MF引間は、いつも通り、パスの受け手にもなり、出し手にもなり、せっせと働きチームを活性化させた。ここまで下位が定位置だった養和が3勝目を挙げ、意外と侮れない存在になってきた。
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