アストラ、序盤の猛攻で先制も2ポイント逃す結果に
写真:終盤に追いつかれて勝利を逃したアストラ。
第7節で早稲田大学ア式蹴球部FCに勝利を収めたものの、その後の2試合が1分1敗と、やや振るわない結果が続いていたアストラ倶楽部は7月12日、Intel Biloba Tokyoと対戦。1-1の引き分けで試合を終えた。前節からここまで2週間あった準備期間を活かし、対策が功を奏した内容で先制、ほとんどの時間帯を優勢の状態で過ごしたが、終盤の失点で勝点2を失う格好になった。
東京1部Intel Biloba 1-1 アストラ
前半はBilobaを完封も終盤体力消耗 失点の多さ課題
アストラは確実に勝点を得るべく、準備を整えてきていた。いい立ち位置をとるだけでなく寄せの速さもあり、しっかりと用意した守備に嵌めて前半はBilobaの攻撃をほぼ完封。そして試合開始から15分間に集中させた猛攻で先制点をもぎ獲った。前半14分、MF古賀の右コーナーキックをファーサイドで長身のFW宮倉が折り返すと、そこに待っていたのはMF千葉。正確に頭で押し込み、ネットを揺らした。殊勲の千葉はゴールシーンを次のように振り返った。
「最初の15分はもうはっきりサイドからクロスを上げきる、シュートを撃ちきるというのはチーム全体で徹底してやっていた。それがコーナーにつながって、自分はキーパーの前だったけど、いい折り返しがきて、それに合わせるだけだった」
前からプレッシャーをかけて相手のビルドアップを抑え、ブロックを構えた時にも強度の高い寄せで牽制して圧を感じさせ、相手の思い通りにボールを動かさせなかった。そのような時間帯が試合の大半を占めたものの、2点目を獲るための打開策を試合中に見いだせず、追加点を挙げられなかったことが、勝利を逃す結果につながった。最後の15分間はペースが落ちて寄せも甘くなり、自陣ゴール前への進入をふせぎきれず。FW奥津にPKを決められ、1-1の同点とされた。
「前線に背の高い選手(奥津)が入ってくるのは想定内ではあり、その入ったあとのクリアの位置、周りの選手のカバー、セカンドボールの回収の仕方についてはゲームの前から話してはいたが、やはり後半に体力が落ちているなかで、ちょっとキツくなってしまった」(千葉)
しっかりと戦術的に制圧しながら最後の10分間、15分間の試合運びに課題が出る試合となった。しかし上位4位以内にこそ入っていないものの、10試合を終えて4勝4分2敗は悪くない結果だ。
「チャレンジしたことによって課題が出てくるのが一番いい。その課題に対してあとは取り組んで修正するだけかなと思うので、そこは全員で中断期間に修正していければ。攻撃面に関しては得点は獲れているが、失点が多いので、その失点数をどれだけ減らしていけるかが、今後の中断期間にやらなければいけないことだと思う」(千葉)
ピッチ内に入っている選手同士のコミュニケーション、一つひとつのプレーの質や強度の向上が今後のテーマになってくる。上位を狙えるだけのポテンシャルを示し、10試合を終えて6位に入ったアストラが、秋に向けた指針を確かめるかのような一戦だった。
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