新宿プロクリアルは連勝ストップ 残り2戦にすべてをかける
写真:指示を出しながらボールをキープするプロクリアルの佐々木。
東京1部TOKYO2020 3-0 新宿プロクリアル
ここまで3連勝と、シーズン終盤に来て高い集中力を示していたクリアソン新宿プロクリアルが10月11日の東京都社会人サッカーリーグ1部第15節TOKYO2020戦に0-3で敗れた。6連勝でリーグ戦を終えての関東社会人サッカー大会進出を目標としてきただけに痛い敗戦だった。
90分間を通して一方的に圧されたわけではなく、特に前半はFW本田を中心に、最後の直接フリーキックの場面を含め、何回かのチャンスをつくっていた。しかしミスなどもあり2020のFW久芳をフリーにしてしまうと、その度に失点。ちょっとした隙の積み重ねで思わぬ大差がつくもったいない試合となってしまった。
「残り6試合の時点で6連勝をしないと、基本的に参入戦圏内の4位に入るチャンスを得ることはなかなか難しいという予測。目の前の試合で勝ち点3を全力で取りに行く、そのためのサッカーをするし、そのための準備をするということをやってきた。今節敗れてすごく難しい状況となったが、それが出来なかったからといって、何かぼくらの活動だったり取り組みが否定されるわけではないと思っているし、目の前の試合に捨てていい試合、適当にやっていい試合はないと思っている」
新宿プロクリアルのキャプテン佐々木はこう語った。関東大会の出場権を得る4位以内の可能性はわずかとなり、そのモチベーションの維持が容易ではない状況だが、持ち前のポリシーが闘気を失わせることはなく、敗戦のあとも、もう1試合も落とせないという緊張感が途切れることはなかった。
そしてラスト2試合に向け、今節の敗戦から学び修正するべきポイントがある。佐々木は無得点に終わった自分たちの攻撃について、次のように分析していた。
「本田を含め、スピードやパワーに特長がある選手はウチにもいる。そこに対してどういうチャンスになるようなボールを届けてあげられるか。いわゆる『行ってこい』というところだけでも勝負ができるのは彼らの強みではあるが、それだけではなく、どれだけフリーでシュートを撃たせるか、1対1の局面をつくらせるか、そこはやっぱり後ろだったり中盤の組み立ての力だと思う」
新宿プロクリアルの選手たちはシーズンが終わるそのギリギリまで成長を続けようとしている。月一回のオンラインミーティングでチームの戦術を確認し、日曜日の試合含めて週3回しかない活動にも必ずしも全員が集まれないなかでも、意思を通わせていこうとしている。この意欲の高さが新宿プロクリアルの生命線なのかもしれない。
「ぼくらは常日頃、100パーセントのそのもう一歩先、101パーセントというところを日々出そうという風に言っている。もう本当にその101パーセントで日々に向き合って、残りラスト2試合に全力尽くせたら」
もし関東大会進出がならなかったとしても、今シーズンの取り組みそのものが否定されるわけではない。101パーセントのあと一歩がどれだけ人々の心を揺り動かすのか。社会人の矜持がにじむようなあと2試合となることを期待したい。
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