TOKYO2020は好調のFW久芳がハットトリック
写真:TOKYO2020はプロクリに快勝し2位に浮上した。
東京1部TOKYO2020 3-0 新宿プロクリアル
東京都社会人サッカーリーグ1部は10月11日に第15節の6試合を開催。上位同士の対戦となったNICHIBUN SAKURA FIELDの試合はTOKYO2020 FCがクリアソン新宿プロクリアルを3-0で下し、最終順位4位以内確定に一歩近づく結果。立役者となったのはハットトリックのFW久芳だった。
序盤の15分間が過ぎて試合が落ち着いてきた前半16分、左サイドでMF磯村がボールを持った時点で、相手の新宿プロクリアルは逆サイドから中への絞りがなく、久芳はフリーの状態。磯村からボールを受けたMF大竹がダイレクトでパスを出したことで相手も反応できなかったのか、ゴール前に生じた空白を活かし、久芳が先制点を決めた。
このゴールでゲームの主導権を握った2020は新宿プロクリアルにチャンスをつくられながらも無失点でゲームを進め、迎えた前半終盤の41分には、FW本田のシュートを防いだあと自陣から相手陣に攻め込んだ場面で新宿プロクリアルがクロスの処理をミス。この流れで2020ボールとなり最後は大竹の2アシスト目となるパスから久芳がシュート、ネットを揺らした。
好調の久芳はハーフタイムをまたいで、またもや得点感覚を発揮した。後半開始直後のDF渡邊からのパスに対して一気に背後へと抜け出すと、あとは一人旅。相手GK亀田をかわし、無人のゴールに流し込んでハットトリックを達成した。「カウンターのところで、いつも自分の前のスペースにパスを出してくれるというのがわかっていたので、出た瞬間に走り出して、抜け出して、決められてよかった。相手が失った瞬間の切り替えの場面だったので、準備が出来ていなかったのだと思う」と、久芳。いずれも相手の虚を衝き隙を衝く3得点だった。
前半は先制点によって新宿プロクリアルの反撃を招き、本田中心に多くのチャンスをつくられたが、前半の最後と後半の最初に加点してリードを3点に広げると相手に反撃の気運がなくなり、ボールを保持しながら冷静に試合を進め、危なげなく勝利を手に入れた。
中断期間明け以降の戦績はこれで3勝2分け。個人としてもこれで3試合連続ゴールと波に乗っている久芳は、チームと個人それぞれが好調を維持している要因について次のように語った。
「練習の時から高い強度で声をかけ合ってできている。チームとして『全員で勝とう』という雰囲気を醸し出していることがいいのだと思う。個人としても、自分が点を取るというより、チームが勝つということを一番に思い、そのために点を取れている」
この先に待つ関東社会人サッカー大会を見据えてはいるが、残りの試合に全部勝つことを意識してやれているという。これまでは失点してから同点、逆転というケースが多くそれが課題だったが、その試合運びも先制点が取れるようになり改善してきている。死角がなくなってきた2020にあって「後期は試合に出る数も増えて、自分で点を取ることでチームに貢献できて嬉しい」という久芳の決定力が光る完勝だった。
東京都社会人サッカーリーグ1部
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