写真：ゴールを狙うシュワーボのFW秦（右）、阻むLLENOのCB渡邊。

東京2部1ブロックで昨季3位のLLENO Tokyoは3部から昇格したシュワーボ東京と戦い1－1で引き分けた。序盤にシュワーボがオウンゴールで先制したが、前半のうちにLLENOが加藤優一のゴールで同点。後半は互いに決め手を欠いたまま無得点で終了。両者ともに開幕2試合を戦い、1勝1分けとなっている。

東京2部1BLLENO 1－1 シュワーボ

互いに次の1点遠く、開幕2連勝ならず

開幕戦では得点力を示して白星を飾った両者だが、この日はシュワーボがオウンゴールによる1点、LLENOがPKによる1点にとどまった。

立ち上がりは開幕戦で4得点の活躍を見せたシュワーボのFW栗原が、相方の秦と共にロングボールを後方から引き出し、空中戦で競り合い、セカンドボールを回収して強引に押し込む。その強気な姿勢の効き目があったのか、14分にLLENOの守備陣に連係ミスが発生。CB大樂がGK徳吉に戻したバックパスのタイミングが合わずにそのままゴールに入ってしまう。

ただ、LLENOも事故的な失点なだけに気落ちせずにすぐに反撃。エースのFW加藤を軸にその周囲を10番菅谷、両サイドハーフがサポートして攻撃に厚みを加えていく。30分すぎにはエリア内のシュートのこぼれ球に加藤が頭から飛び込むと、相手DFの出した足が危険なプレーと判断されてPKを獲得。これを加藤が落ち着いて決めて同点に追いついた。

後半も前線にロングボール、ロングスローなどで圧力をかけ続けるシュワーボに対し、LLENOはCBが激しく応戦。ただし、攻撃面ではどこか相手の土俵を抜け出せず、蹴り合いに付き合う形に。

主導権は握ってシュート数で上回るLLENO。シュワーボもやることを徹底し終盤は途中出場の内山がドリブルからシュートを放つなど最後に1点を奪いそうな雰囲気もあった。だが結局、両者譲らず1－1のままタイムアップを迎え、勝ち点1を分け合う結果に終わった。

東京都社会人サッカーリーグ2部

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