早大9発 怒涛のゴールラッシュでBANDELIEを粉砕
写真:後半にチームの9点目を決める早大の青柳。
東京1部BANDELIE 0-9 早大ア式FC
前半の45分間だけで8点。相手のBANDELIEが10人、9人で戦っているのかと疑いたくなるほど、相手の守備網をいとも簡単に突破し、なおかつゴールも決めた。得点の大半はエリア内のポケットを突き、そこからの折り返しや直接のシュート。わかっていながら、BANDELIEの両サイド守備陣は全く対応できず、裏を取られっぱなし。
もちろん早大のそこに至る過程の動き方は素晴らしく、誰がというより、誰かが動けば別の人間がまた動く。ショートパス、ロングパス、ドリブル、フリーランニング、プレの一つひとつが「ゴール」という目標に向かってオートマチックと呼べるほど仕上がっている。さらにセットプレーのキックの質や決定力もあるから、守る側としてはどうしようもない。
前半だけでFW瀧澤がハットトリック、さらに両CB、SBもゴールを挙げ、中盤の選手も得点。6人が得点者に名を連ね、誰でも得点が取れることを示した。
とはいえこれほどのゴールラッシュ。同様のことをまたやってみろと言っても簡単ではなく、序盤のどこかでスイッチが入ったか、若さの勢いか、相手の問題か。実際、後半は前半控えだった10番谷口、リーグ得点ランクトップの青柳など一気に4人をピッチに送り出したが、不思議と別の試合へ。サッカー自体に変わりはないが、選手個々の問題というより前半の勢いが寸断され、BANDELIEの意地もあり、終了間際に青柳が1点を追加したのみにとどまった。
それでも90分で9点の荒稼ぎ。得失点差で今季初めてリーグトップに立った。
東京都社会人サッカーリーグ1部
