東京23敗れる、あす地域CL出場かけVONDSと3位決定戦へ
写真:東京23は終盤に河田らがゴールに迫るも最後まで無得点。
第61回全国社会人サッカー大会4日目は14日、青森県八戸市・プライフーズスタジアムで準決勝2試合を開催。2011年に優勝して以来の準決勝進出を果たした東京23FCは今季の関西リーグ2位のFC BASARA HYOGO(関西/兵庫)と対戦。前半開始6分に先制点を許すと、その後は反撃に転じたが最後まで1点が奪えず0-1で敗れた。
同じ関東代表のVONDS市原(千葉)も0-2でヴェロスクロノス都農(九州/宮崎)に敗戦。あすは3位決定戦で東京23FCとVONDS市原の関東勢同士が戦うことになった。勝者は最後の全国地域CL出場権を獲得することになる。なお、決勝に進んだヴェロスクロノス都農、BASARA HYOGOは全国地域CLの出場権を獲得し、あすは優勝をかけて戦う。
早々失点 1点を追う展開最後まで
今大会でつけたはずの東京23の勢いは最後までしぼんだままだった。痛恨だったのは立ち上がりの失点。4戦目の疲れなど言い訳できない開始6分に、一瞬身構えたところでミドルを一発決められた。以降は徐々にボールを動かし、リズムをつかみつつあったがゴールが遠い。
後半は相手にチャンスを作らせず、一方的に押し込みながらも状況が変わらず、52分に3枚替えで石橋、神田、仲野を投入。ゴール前に放り込むクロスやセットプレーから何度か惜しい場面はあったが、最後まで今大会で見せてきた底力は湧いてこず、無得点での終戦となった。
前日の試合で負傷退場したFW村上は今日はメンバー外。また一人けが人が増えて満身創痍の状況はあすも変わりそうもない。ただ、眼前にある最後の全国地域CLのチャンス。互いを知り尽くすVONDSと空っぽになるまで真っ向勝負で挑みたい。
小松監督の話
「なるべく0-0で推移していこうと話していた中で、早い時間に失点してしまった。寄せが遅れたのと、実際に相手のシュートがうまかった。後半は押し込んでチャンスを作っていたので、そこで決めきるようにしていかないといけない。あすのVONDSさんとのゲームはお互いの特徴もわかっている同士なので、あとは気力を振り絞って戦うだけ。今年の対戦成績は2分けなので決着をつけなくてはいけないし、これで地域CLに行けなかったら自分たちの力がなかったというだけ。悔いのないようにすべてを出し切りたい」
・【ハイライト】BASARA HYOGO 1-0 東京23FC
全国社会人大会 準決勝結果
- VONDS市原FC 0-2 ヴェロスクロノス都農
- BASARA HYOGO 1-0 東京23FC
大会概要・トーナメント表
【全国社会人サッカー大会】
全国9地域の代表31チームと開催地(青森県)代表1チームの計32チームが10月11日から5日間に渡ってノックアウト方式で優勝を争う。優勝から4位までの条件を満たした(最大)3チームにはJFL昇格をかけた「全国地域サッカーチャンピオンズリーグ2025」への出場権が与えられる。試合時間は80分で、同点の場合はPK戦で勝敗を決める。

