東京23快勝、南葛はPK勝利 あす両者が対決 全社2回戦
写真:PK戦に勝利し喜ぶ南葛のイレブン。
第61回全国社会人サッカー大会2日目は12日、青森県の八戸市、十和田市など4会場で2回戦8試合を開催。1回戦を突破した東京23FC、南葛SCは共に勝利してベスト8へ駒を進め、あすの準々決勝では両者が対戦することになった。
東京23はこの日、東北リーグ2位のブランデュー弘前(開催地枠)と戦い、本村武揚の2ゴールなどで4-0で快勝した。南葛は九州リーグで優勝したジェイリースFC(九州/大分)と戦い、0-0で迎えたPK戦を5-4で制した。
そのほか関東勢は関東1部のVONDS市原(千葉)、東邦チタニウム(神奈川)がそれぞれ勝利し、あすの準々決勝で両者が戦うことになり、同2部の東京国際大学FC(埼玉)は2回戦で姿を消した。
南葛、無得点も薄氷のPK勝ち
九州王者のジェイリースを相手に前半だけでなく、後半も南葛の魅力を散りばめられたかというとそうでもない。南葛が押し込み、得意のショートパスの空間を作って連続攻撃を仕掛けようとしても、ジェイリースは危なくなると大きく蹴り返して、走力、パワーで押し返してくる。さらにGKも含めたビルドアップも巧みで、南葛は簡単にペースをつかませてもらえなかった。
後半に入ってようやく南葛が押し込む時間帯も増えたが、二度ほどあった決定機を木下が決められず、ほぼ一進一退のまま0-0で勝負はPK戦へ。先攻の南葛は一番手の大前が失敗したが、GK飯吉が相手の4人目、6人目をストップ。内容より結果がすべてのトーナメント戦で九州王者をPK戦の末に破り、あすの3回戦、東京23との決戦に駒を進めた。
・GK飯吉が止めた、吠えた PK戦2本ストップ
・東京23は前半3点 後半ダメ押し 地元弘前に完勝
全国社会人大会 2回戦結果
- FC徳島 0-1 VONDS市原FC
- 福山シティFC 0-1 東邦チタニウム
- ヴェロスクロノス都農 2-1 ベルガロッソいわみ
- Cento Cuore HARIMA 2-0 ASC北海道
- FC刈谷 1-0 東京国際大学FC
- FC BASARA HYOGO 1-0 FC.ISE-SHIMA
- 東京23FC 4-0 ブランデュー弘前FC
- 南葛SC 0-0(PK5-4)ジェイリースFC
大会概要・トーナメント表
【全国社会人サッカー大会】
全国9地域の代表31チームと開催地(青森県)代表1チームの計32チームが10月11日から5日間に渡ってノックアウト方式で優勝を争う。優勝から4位までの条件を満たした(最大)3チームにはJFL昇格をかけた「全国地域サッカーチャンピオンズリーグ2025」への出場権が与えられる。試合時間は80分で、同点の場合はPK戦で勝敗を決める。

