GK飯吉が止めた、吠えた PK戦2本ストップ
写真:PK戦で2本を止める活躍を見せたGK飯吉。
2回戦南葛SC 0-0(PK5-4)ジェイリースFC
最後尾のGK飯吉は80分のゲームを振り返り、「今日は南葛らしい攻撃的なサッカーを出せなかった」と言った。時にはそういう日もあるだろうし、そんな時にチームを救えるのがGK飯吉だったのだろう。
0-0のまま迎えたPK戦。先攻の1本目で大前がまさかの失敗。以降の選手たちは落ち着いてネットを揺らしていったが、どこかで飯吉が止めるか相手が外さなければゲームが終わってしまう。「途中までは事前の分析通りに跳んでいたが、逆をつかれることが多かったので、途中で自分の勘に勝負をかけた」と飯吉。
迎えた相手の4本目。見事にコースを読んで弾き返して、雄叫びをあげた。スコアが振り出しに戻り、ここからは先攻の味方が決めて自分が止めれば勝ちという状況。「だいぶラクな気持ちで臨めた」という相手の6本目。右方向に跳んで弾き返して歓喜の勝利。JFLへと続く挑戦を2回戦で終わらせなかった。
殊勲の守護神は「自分が活躍できたのは率直にうれしい」と頬をゆるめ、あすの東京23との決戦に向けては「自分たちのサッカーをやるだけ。(相手が東京のチームで)多少意識するところはあるが、いいモチベーションに変えて戦いたい」と意気込んだ。
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