三菱商事惜敗 最後に痛恨失点
写真:素早い寄せでシュートを阻む三菱商事のDF田中と関。
東京2部2B三菱商事 0-1 明治学院
逆転優勝を狙う三菱商事は明学相手に1-0で勝ち切るゲームプランを概ね遂行していながら、最後に1点を失い未遂に終わった。
開始3分で北西が負傷し救急車で運ばれるアクシデントに遭うなど立ち上がりは不安要素に包まれたが、主将のCB田中らを中心に守備は手堅く失点ゼロを続け、攻撃はFW山岸が空中戦をしっかりと競り勝ち、背後に落としたこぼれ球を味方が拾った時は一気に決定機にもつながった。ただ、27分の木村の突破からの折り返しのクロスをMF堤が空振るなど、チャンスを決めきれないツケもたたった。
勝たなければ優勝はない。0-0で迎えた終盤の1点を取りに行く姿勢が、最後の最後に攻守のバランスを乱したか。80分、自陣左サイドのスローインから相手にボールを奪われ、ショートカウンターを浴びるとゴール前の人数が足らずに失点。優勝の可能性がついえた。
2019年に1部から2部へと降格以降はなかなか優勝争いに絡めずにいた三菱商事だが、今季は慶應大の主将だった山口紘生らが加入するなど徐々にメンバーも充実。守備の安定と共に上位に食い込んだ。FW山岸によると「来年も新人が入ってくる予定」とのことで、「また1部昇格を目標に戦っていきたい」と話した。
東京都社会人サッカーリーグ2部
