東京23は北海道王者に逆転勝ち 攻撃的に4発
写真:後半に追加点を奪い喜ぶ東京23の村上。
全社1回戦東京23FC 4-1 北海道十勝スカイアース
今季関東1部2位で終えた東京23FCは、北海道リーグを制した北海道十勝スカイアースに4-1の逆転勝ち。優勝、全国地域CL出場権獲得に向けて好スタートを切った。
すでに相手は全国地域CL出場権を獲得済み。だが、試合前に十勝スカイアースの長野監督は「今日の1勝が大事。ここでの1勝で地域CLも、未来も変わってくる。自分たちで変えよう」と選手たちに熱く語りかけて送り出すと、イレブンは雨脚が強いピッチの上をゴールに向かって力強く走り、25分には左サイドを深く突いたところから兼田が先制点を奪った。
いきなり苦境に立たされた東京23。小松監督は「うちのやろうとしていることと相手のやり方が噛み合わなかった。それを修正しかけた時に失点してしまった。でも、そんなに甘くないのがこの大会だし、1点ならまだ取り返せると思っていた」
その言葉通り、わずか1分後に相手GKのスローミスからFW服部が同点ゴールを蹴り入れ、さらに38分には相手のミスキックを奪ったところから素早くゴール前につなぎ、最後は点取り屋のFW福本がエリア左から逆サイドに決めて逆転。前半を2-1で折り返した。
勢いに乗った後半は一方的な展開。福本に代わって入ったFW半田が最前線で起点となり、セットプレーのチャンスも獲得。55分にはCKから村上がヘッドで3点目を奪い、64分にもCKから途中出場の神田が頭で合わせて4点目。どこからでも、誰でも点が取れる東京23らしい4発快勝で初戦を突破した。
監督は「取るべき選手が取ってくれたのと、リーグ終盤で取れなかったセットプレーでゴールを挙げられたのが良かった。若い選手が多いので、楽しんで5日間サッカーをやっていければ結果は自然とついてくる。それくらい力をつけてきた自負もあるし、1試合、1試合を勝って、また明日とやっていきたい」と優勝に向けて一戦必勝を掲げた。
東京23はあすの2回戦で九州リーグを制したヴェロスクロノス都農(宮崎)と戦う。
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