東京23は前半リードから逆転負け
写真:試合終盤に攻撃を仕掛ける東京23の石橋。
東京トーナメント準決勝東京23FC 2-4 法政大学
前半攻勢も徐々に技術、走力で差
開始から押し込まれ、11分に法政大の相澤にあっさり先制点を奪われたときは、東京23の大敗もあり得るのではと思わせたが、そんな会場の雰囲気をかき消す一撃。失点後の再開からわずか45秒ほどで、東京23は左から松本が上げたクロスをファーサイドで栗田がヘディングで叩いて追いついた。
これで動きに活気を取り戻すと、攻守に運動量を上げ、ボールも小気味よくつなぎ、26分には松本の左からのクロスをFW村上が足でコントロールしたような正確なヘッドをねじ込み逆転に成功。できれば、この流れで3点目を奪いたかったが、41分のFKから村上が決めたヘッドはオフサイドの判定。
後半は小松監督が「大学生相手にも走り負けない準備はしてきた」と言ったが、徐々に守勢となり、エリア内に侵入される回数が増えた。何とかGK大滝のビッグセーブで耐えていたものの、63分にオウンゴールで同点となると、72分には最終ラインが自陣ゴール前まで引っ張られ、空いた手前のスペースでマイナスのボールを受けた松村に思いっきり蹴り込まれて逆転を許す。終盤は雨脚が強くなるなかでも正確なパスワークを見せる相手にたまらずPKを与えてしまい、決定的な4点目を献上。そのままタイムアップとなり、東京23は2012年以来の決勝進出を逃した。
東京都サッカートーナメント 準決勝
- 東京23FC 2-4 法政大学
【得点者】
11分 相澤 デイビッド(法政大)
13分 栗田 悠巨(東京23)
26分 村上 宗太郎(東京23)
63分 オウンゴール(法政大)
72分 松村 晃助(法政大)
85分 小湊 絆(法政大)
【ゲームハイライト】
・南葛SC 1-3 明治大学
・東京23FC 2-4 法政大学
大会日程・トーナメント表
・第30回東京都サッカートーナメント