南葛、東京23ともに大学生に逆転負け 決勝は明治、法政の学生対決 天皇杯予選
写真:後半に3点目を蹴り込まれる南葛。
天皇杯東京都代表を決める東京都サッカートーナメントは26日、北区・味の素フィールド西が丘で準決勝2試合を開催。社会人代表の南葛SC、東京23FCはともに学生代表に敗れて決勝進出を逃した。
大会初出場の南葛(関東1部)は明治大学(関東大学1部)に1-3で逆転負けを喫し、3年ぶりに出場の東京23FC(関東1部)も2-4で法政大学(関東大学2部)に逆転負けした。明治大学-法政大学の決勝は5月10日に同会場で14時キックオフ。勝利チームが東京都代表として天皇杯に出場する。
南葛は前半先制も後半3失点
上手くて、速くて、なおかつ強さも兼ね備えている明治大学。その相手に前半の南葛はなかなか自らのサッカーを披露できなかったが、失点せずに耐えていたことで先制点が転がり込んだ。40分、敵陣中央でのFKを鍬田がふわりと放り込むと、それを加藤が頭でとらえて先制。
しかし、後半開始から明治大が3人を入れ替えさらにギアを上げてくると、54分にはサイドからの折り返しを藤森にきれいに蹴り込まれて同点。さらにそのわずか5分後には中央をスルーパスで突破され、真鍋に逆転ゴールを決められた。そこから南葛も途中出場のFW大前が前線でボールを落ち着かせることで、ようやくダイレクトパスが3本、4本とつながる"らしさ"を披露。風間監督が「最後の30分は自分たちのサッカーができた」と言う通り。
だが、その時間帯に同点に追いつくことができず、逆にアディショナルタイムには決定的となる3点目を許し、南葛の天皇杯出場への道は大学生に阻まれる苦い形で終わった。
東京都サッカートーナメント 準決勝
- 南葛SC 1-3 明治大学
【得点者】
40分 加藤 政哉(南葛SC)
54分 藤森 颯太(明治大)
59分 真鍋 隼虎(明治大)
90+1分 林 晴己 (明治大)
【ゲームハイライト】
・南葛SC 1-3 明治大学
・東京23FC 2-4 法政大学
大会日程・トーナメント表
・第30回東京都サッカートーナメント