Bilobaは5勝目 プラス相手に華麗に3発
写真:逆転で5勝目を飾ったBiloba。
東京1部東京Uプラス 1-3 Intel Biloba
好調・成長示す逆転勝ち
「最初の10分間は前でプレーすることを徹底させた」(Biloba・多淵監督)
そのはずが、開始5分過ぎに東京UプラスのFW上村に泥臭く蹴り込まれてあっさり失点。ただ、不思議とすぐに追いつきそうな雰囲気も漂う。ケガ人が多く、ここまでの7試合で2勝と苦しむプラスに対し、Bilobaは前節4勝目を挙げて調子を上げてきた。
「今のチーム状態なら1点は取れる。失点の時間も早かったし、各自が自信を持ってやってくれた」と監督。失点から5分後にすかさず追いつき、さらにスコアをひっくり返していく。
11分の同点弾は個人技で、今季のチームを牽引するMF岡野が左サイドでボールを受けて中央に向かって、ピッチを横切るようにドリブル。ダブルタッチで1人かわし、次の相手もシュートのフェイクでうまく突き放し、タイミングが整ったところで鮮やかに右すみに蹴り入れた。岡野は今季早くも5点目。
17分の逆転ゴールは左SB辻本のクロスをFW奥津がヘッドで捉えた。辻本のクロスも上質だったが、奥津のボールを受ける前にファーサイドで2、3歩下がるようにDFの視界から一旦消え、そこから再び相手の前へ飛び出す動作も秀逸だった。
後半はピンチをしのいだ後の59分に、エリア右から住川が逆サイドネットに沈めるコントロールショットで突き放した。華麗な3得点だけでなく、攻撃の形、素早い守備への切り替え、ピンチを守り抜く粘守と強度。中身の伴った勝利だった。
1部昇格から5季目を迎え、監督は「東京海上さんに初めて勝ったのもそうだが、今回も今まで1部で勝てなかった相手。成長を示すチャンスというなかで、みんながよく頑張ってくれた」。「今はチーム内の競争も激しい。何とか上位争いに食らいついていきたい」と話した。
東京都社会人サッカーリーグ1部

