南葛は後半に3発 余力を残し2回戦へ
写真:後半に先制ゴールを決める南葛の中村。
1回戦南葛SC 3-1 北海道十勝スカイアース
南葛は22年以来の出場となった全社の初戦を3点快勝で突破した。前半は硬さもあったが、それよりも相手の北海道十勝スカイアースの粘りの守備、つぶしの早さに苦戦した。特に38分にエリア内で牛田が放ったシュートはGKも外し、完全に入ったと思ったが、さらにその背後にいたDFのブロックに阻まれ、決まらなかった。
ただ時間の問題に思えた先制点は後半開始7分に決まった。ダイレクトを織り交ぜた得意のショートパスでゴールに迫り、佐々木のパスから中村がシュート。一度はGKに跳ね返されたが再び中村が蹴り込んだ。これで必死に耐えてきた相手は前に出ざるを得ず、守備の集中力も乱れていく。そこから南葛は冷静に得点を重ねた。
先制から7分後にFKから福本がヘッドで決め、74分にはカウンターから佐々木が決めて3-0。最後の最後に1失点したが、控え選手をほぼ全員ピッチに送り出すなど、あすへの余力も残す形で、好スタートを切った。2回戦は九州王者、昨年は地域CL決勝ラウンドにも進んだ強敵ジェイリース(大分)と戦う。
風間監督の話
「初戦なので難しかったとは思うが、それほど(選手たちが)硬いとは思わなかった。相手を見ながら自分たちが対応しなくてはいけないが、特にミスもなかった。ハーフタイムに伝えたのは2つ。ひとつは意識を変えること。要するに自分たちが長いボールを狙いすぎて、それで引っ掛かって(全体の)距離が伸びていた。もう一つはシステム。縦に近いところに選手を置くことで自分たちの距離を保つようにした。変更したことをみんなすぐにできるので、そこはすごくチームとしても成長してきていると感じた」
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