東京1部最終節、前節を終わって降格圏16位の三菱養和は前節7位のアローレと戦い、木村陽一郎の2得点などで3-0で勝利。勝ち点を16に伸ばして15位に浮上。降格圏を脱して逆転残留を決めた。
この結果、2部降格圏は16位東京Uプラス(勝点15)、17位BANDELIE(同15)、18位FLUTTO(同11)の3チームに決定。最下位のFLUTTOは最終戦を前に2部降格が決まった。16位の東京Uプラスと17位のBANDELIEは、関東社会人サッカー大会で東京のチームが関東リーグ昇格を果たした場合は、残留の可能性がある。一方、敗れたアローレは今季途中で首位に立つなど好調を維持していたが、終盤に失速し、最後は勝ち点26の8位でリーグ戦を終えた。
ベテランの木村陽が活躍
1部残留を果たすには勝つしかない三菱養和は、大一番で先発出場したベテランのFW木村陽が存在感を示した。
前半、CKからヘッドでネットを揺らしたが、これはファウルの判定で認められず。だが、後半はしっかりと2得点。65分、GK畚野のキックを起点にエリア内に入ると、MF柳が倒されてPKを獲得。これを木村が力強く決めて先制した。
さらに79分には左からのFKをファーサイドで木村拓が頭で落とし、それを木村陽が蹴り込んで2点目。続く83分には相手GKのミスを突いて、途中出場の牧がダメ押しの3点目を奪い、守ってもベテランの波多野らが要所で身体を張って無失点を達成。土壇場で3点快勝の好ゲームを演じて、1部残留を決めた。
【関連記事】
・東京Uプラス残留に望み 東京1部最終節1日目
・早大ドロー 最終戦前に2020の優勝決定
・KOREA、東京海上から金星 1部残留へ
・GIOCOは引き分け 暫定3位で終了 結果待ち
・TOKYO2020優勝・最終戦勝利 Criacaoは3位逃す
東京都社会人サッカーリーグ1部