早大、先制も暗転 PKで涙
写真:後半15分に先制点を決める早大の浦川。
2回戦TOKYO2020 1-1(PK5-4)早大ア式FC
どちらが先手を奪うか。拮抗したゲームの中で後半15分に浦川の左足が炸裂し、早大はベンチ総出で歓喜に湧いた。準決勝にいける、誰もがそう信じて疑わなかったはず。しかし、ゲームはまだ30分以上。「先のことを考えてしまった自分たちがいた。この1試合、目の前の試合に勝つことだけに感情を出せれば勝てたのに」。キャプテンマークを巻いた小西は唇を噛んだ。
相手につけいる隙を与えたのは精神面だけではなかっただろう。この日は2連戦2日目。前半からTOKYO2020とのタフなぶつかり合いは予想以上に身体にダメージを与え、残り15分を切ったところでMF増川が自ら交代を訴えた。その最後の3回目の交代回数を迎えたタイミングで、同時に小西も交代を告げられた。
「自分はもう少しやりたかった。でもそこは監督の判断なので。疲れていると思われている自分が足りなかっただけ」(小西)。増川と小西が同時にピッチを去った中盤は運動量が増した一方で、自らが旨とするボールを持って主導権を握る時間は低下し、行ったり来たりの激しさが増した。追加点の匂いもあったが、逆に82分に同点ゴールを許した。
PK戦の1人目は今季、もがきながらもチームを引っ張ってきた10番谷口。決めればチームは確実に勢いに乗っただろうが止められた。2人目以降は全員決めたが、5人全員が決めた相手に及ばなかった。そのPK戦で1本も止められなかったGK宮地は、ひとり最後までピッチにひざまずき、地面に突っ伏したままだった。
「感動を与えるとか言ってきたが、勝って感動を与えなくては意味がない。記録、記憶に残るようなチームにはなれなかった」と小西。関東昇格を果たせなかった悔しさを噛みしめていた。
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