三菱養和 厳しい17位で終戦 海上に大敗
写真:東京海上に敗れて17位でリーグ戦を終えた三菱養和。
東京1部東京海上 5-1 三菱養和
最終戦、引き分け以上で降格圏最上位の16位に浮上して今季を終えられる三菱養和だったが、東京海上に1-5で敗れて17位で終戦。1部残留は非常に厳しいものになった。
16位か、17位で終えるか。たったひとつの順位の差で残留の可能性は大きく変わるだけに養和も必死で戦った。開始たった6分で失点し、以降も東京海上の強さに押し込まれたが、その〝押し〟を逆手に取るように28分には相手のGKも含めたビルドアップを前線からプレスではめ、見事なカウンターから波多野が同点ゴールを蹴り込んだ。
さらに36分すぎにはFW土屋が決定機を迎えるなど、同点に追い付いて以降は養和のペース、引き分け以上の結果を残せそうな雰囲気も漂っていた。
だが、そんな淡い観測を一瞬でかき消されるように61分に手痛い追加点を東京海上の小松に許すと、動揺した心の乱れを突かれてわずか4分後にも失点してあっという間に1-3。攻めるしかない状況は守備の緩さを招き、終盤は再び連続失点。終わってみれば実力差がそのまま結果に反映されたような1-5でタイムアップ。
結果的には勝ち点1が足りずに17位で終戦。だが、それも長いシーズンを通しての積み重ねの最終結果であり、途中の過程にはいくらでも勝ち点1を挙げられるチャンスはあったはず。漆間監督は「よく頑張ってきたとは思うが、やはり足りないところがあったから。そこは結果がすべてだよね、という話は最後にした」。
最終的に1部残留か2部降格かどうかは、11月の関東各都県代表が戦う、関東リーグ参入戦の東京のチームの結果次第。東京代表3チームのうち1チームでも関東リーグへ昇格すれば16位は残留となり、2チーム昇格すれば17位の養和まで残留の手が伸びる。「残れたら本当にラッキーだし、2部は2部で強いチームもいるし、もっと努力していかないとまた1部には戻ってこれない」(監督)。果たして残留の行方はいかに。
東京都社会人サッカーリーグ1部