東京U、南葛など関東1部勢は順当勝ち 全社予選準決勝
写真:東京Uは高木のゴールなどで勝利。
第61回全国社会人サッカー選手権大会・関東予選2日目は15日、関東各地で各ブロック(A~G)準決勝の2試合、計14試合を開催。東京勢は9チームが臨み、東京23FC、東京ユナイテッド、南葛など関東1部勢5チームは順当に勝利して決勝に駒を進めたが、関東2部の日立ビルシステム、SHIBUYA、EDOはいずれも敗退。東京2部で出場のNossAは格上のジョイフル本田つくば(関東1部/茨城)に0-1で惜敗した。各ブロックの決勝(代表決定戦)は22日に関東各地で行い、勝利チームが10月に青森県で開催される全国大会の出場権を獲得する。
東京Uは大学生に辛勝 後半に平松、高木が得点
Dブロックの東京ユナイテッドは、1回戦で早大ア式FC(東京1部)を破って勝ち上がった埼玉代表のTIU(東京国際大学/埼玉1部)と戦い、2-1で競り勝った。先週の関東1部リーグ戦で首位・VONDSを破る好ゲームを見せた東京Uは、この日も同じスタメン11人を起用。本大会出場への強い意志を示したが、前半はゲームの入りがピリッとせず、格下の大学生の勢いに押されて危ない場面が続いた。それでもGK高橋のファインセーブなど辛うじて切り抜けると、ようやく後半に目覚めた。
54分、FW松久保のパスをエリア内で受けた主将の平松が敵のマークを振り払いながら右足で決めて先制。さらに63分には松久保を起点に右サイドを崩し、滝沢のラストパスを高木が決めて2-0。あとは、そのまま逃げ切るだけだったが、終盤は再びトーンダウン。70分にドリブルシュートを決められて1点差になると、ラスト5分ほどは大学生の猛反撃にひやひや。あわやPK戦に持ち込まれそうになったが、何とか2-1で逃げ切った。
・南葛は6発大勝でブロック決勝へ
・エリースは逃げ切り 前半のFKが決勝点
全社関東予選 準決勝
- A:VONDS市原 6-1 FC CASA
- A:山梨学院大PEGASUS 1-1(PK4-3)日立ビルシステム
- B:東京23FC 1-1(PK4-3)アヴェントゥーラ川口
- B:COEDO KAWAGOE 3-0 tonan前橋
- C:ジョイフル本田つくば 1-0 NossA八王子
- C:厚木はやぶさ 0-0(PK5-3)ヴェルフェ矢板
- D:東京ユナイテッド 2-1 TIU
- D:横浜猛蹴 2-2(PK3-4)東京国際大学FC
- E:東邦チタニウム 3-1 房総ローヴァーズ木更津
- E:エスペランサSC 1-2 日本大学N.
- F:南葛SC 6-1 東急SレイエスFC
- F:SHIBUYA CITY 0-3 流経大ドラゴンズ
- G:エリース豊島 1-0 ONODERA FC
- G:EDO ALL UNITED 0-1 桐蔭横浜大学FC
大会日程・トーナメント表
【全国社会人サッカー大会 関東予選】
全国社会人サッカー大会・関東予選は関東リーグ所属の20チームと、都県代表12チームの合計32チームが出場し、7ブロックに分かれてトーナメント方式で争う。各ブロックを勝ち抜いた1チームは関東代表として10月に青森県で開催される全国大会に出場する。