写真：エリースは前半に遠い位置から鯰田がFKを決めた。

全社関東予選【G】エリース豊島 1－0 ONODERA

前半のエリースは現在リーグ戦（関東1部）最下位の苦しい現状を表すような出来。自陣からショートパスをつなごうとするものの、途中で連係が乱れ、最終的には前に蹴り出すボールを相手に渡してしまい、逆に神奈川1部・ONODERAのダイナミックな展開力を見せつけられた。そんな展開だったからこそ、17分過ぎのFK一発に価値があった。ハーフラインを過ぎたやや左の位置から、鯰田が約40メートルのキックを直接沈めて先制した。

こうなると、後半は追加点を奪えなくても、ゲーム内容は良くなくても、そのままゲームをしたたかに終わらせることは可能。途中から10番森や前線に体格のよいFW工藤が入ると、前半よりも相手陣地でボールを動かす時間が増え、MF神田らの前向きなドリブルも増えた。

巧みにゲームをコントロールしたまま、最後は守りを固めてそのまま1－0で逃げ切った。決勝では同じ関東1部の桐蔭横浜大FC（神奈川）と戦う。

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