東京23、南葛が全国大会へ 全社関東予選
写真:3年連続の全国大会出場を決めた東京23FC。
全国社会人サッカー選手権大会・関東予選最終日は22日、関東各地でA~Gの各ブロック決勝(代表決定戦)7試合を開催。東京勢は関東1部所属の5チームが決勝に勝ち残り、東京23FCと南葛SCが全国大会出場を決めた。東京23はCOEDO KAWAGOE(関東2部/埼玉)を0-0からのPK戦で5-4で破り、3年連続の出場。南葛は流通経済大学ドラゴンズ(関東1部/茨城)を4-0で下し、2022年大会以来となる出場を決めた。
3年連続出場を目指した東京ユナイテッドは東京国際大学FC(関東2部/埼玉)にPK戦の末に敗れ、エリースは桐蔭横浜大学FC(関東1部/神奈川)に1-2で敗戦。日本大学N.は東邦チタニウム(関東1部/神奈川)に0-4で敗れて初出場を逃した。全国大会は10月に青森県で開催される。東京23、南葛の両クラブにとっては、リーグ戦優勝以外からJFL参入戦「全国地域サッカーチャンピオンズリーグ」を目指せる重要な大会となる。
南葛は流経大ドラゴンズに4発圧倒
準決勝で負傷した点取り屋のFW加藤が長期の戦線離脱を余儀なくされたが、今季好調の南葛の勢いは簡単に止まることはなかった。開始2分にはいきなり先制。敵陣右サイドでスローインを受けたMF佐々木がエリア内に侵入し、そのまま右足で蹴り込んだ。さらに12分にはエリア手前のこぼれ球をMF三枝が右すみにミドルシュートを決めて早くも追加点を奪い、31分にはカウンターからFW福本が加点し、前半だけで3-0とした。
後半は押し込まれる時間も増えたが、要所での守備とカウンターが光り、59分には縦を突くショートパスと走りの連鎖でエリア内に侵入した三枝が相手に引っ掛けられてPKを獲得。これを佐々木が落ち着いて決めて4点目をダメ押し。そのまま4-0で終わらせ、3年ぶりの全国大会出場を決めた。
・東京Uは得点奪えず PK戦で敗退
・エリースは先制も逆転負け 2年連続ならず
全社関東予選 決勝(代表決定戦)
- 【A】VONDS市原 3-1 山梨学院大PEGASUS
- 【B】東京23FC 0-0(PK5-4)COEDO KAWAGOE
- 【C】ジョイフル本田つくば 0-2 厚木はやぶさ
- 【D】東京ユナイテッド 0-0(PK11-12)東京国際大学FC
- 【E】東邦チタニウム 4-0 日本大学N.
- 【F】南葛SC 4-0 流経大ドラゴンズ
- 【G】エリース豊島 1-2 桐蔭横浜大学FC
大会日程・トーナメント表
【全国社会人サッカー大会 関東予選】
全国社会人サッカー大会・関東予選は関東リーグ所属の20チームと、都県代表12チームの合計32チームが出場し、7ブロックに分かれてトーナメント方式で争う。各ブロックを勝ち抜いた1チームは関東代表として10月に青森県で開催される全国大会に出場する。さらにその全国大会で上位に入れば、JFL昇格をかけた全国地域サッカーチャンピオンズリーグ出場権が最大3チームに与えられる。(※ただし、出場権が与えられるのは全国9地域の最上位リーグ所属チームに限る)