エリースは先制も逆転負け 2年連続ならず 全社予選
写真:後半に逆転ゴールを奪われたエリース。
全社関東予選【G】エリース豊島 1-2 桐蔭横浜大FC
リーグ戦では現在最下位のエリースだが、ここで2年連続の全国大会出場をつかめば10月までの期間にチームの立て直しをモチベーション高く取り組めたはず。だが、現実はあまくなかった。自陣ではボールを動かし、相手をかわして前進できるが、目的が敵陣でゴールを目指すとなると、なかなか事はうまく運べない。点を取る形もターゲットも定まらない。リーグ戦でデビューした新加入のFW小川もこの大会は登録外。
そんな中でも先制点は奪った。33分過ぎに自陣でのビルドアップのミスから与えたCKを相手にヘディングで押し込まれたが、オフサイドの判定で救われるとその直後。今度は相手がビルドアップで凡ミスをしたところをFW柿本が狙って奪い去り、そのままゴールに流し込んだ。
だが、もったいなかったのはわずか3分後にあっさり失点したこと。自陣右サイドのスローインから突破を許し、クロスを頭で叩き込まれた。
もう少し1点のリードを抱えて、相手の出方をうかがいながらゲームを運べればよかったが、乗せてはいけない大学生を乗せてしまった。後半は暑さの影響もあり、防戦の時間が続き、GK眞方の懸命なセーブで耐えてはいるものの、それもジリ貧。76分にCKの流れから眞方の弾いたこぼれ球をついに蹴り込まれた。
終了間際にはFKで見せ場も訪れたが、準決勝で決めた鯰田の右足のキックはゴールの上へ高く舞い上がりタイムアップ。ここからのエリースにとって現実的な目標はまず1部残留。全社というひとつの目標を失ったなかで巻き返しをはかっていけるかどうか。苦難は続く。
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