東京Uは得点奪えず PK戦で敗退 全社予選
写真:PK戦で敗れて全国大会出場を逃した東京U。
全社関東予選【D】東京U 0-0(PK11-12)東国大FC
3年連続で全国大会出場を目指した関東1部の東京Uは格下・関東2部の東京国際大学FCにPK戦で敗れて涙をのんだ。慢心やスキがあったわけではない。むしろJFLを目指す身としては絶対に勝たなくてはいけない試合ということは彼ら自身が一番理解していたはず。実際、最後まで失点は0。ただ得点も奪えなかった。
前半はFW松久保を起点にショートパスを縦に突き、横に散らし、両サイドが終始高い位置を取って押し込む快調な出来。しかし、そこで決定機やシュートシーンを多く作れたかというとそうでもなく、前半の終わりには早くもFW安藤をあきらめて切り札の高木を投入するベンチの焦りもちらついた。
後半は失うものがない大学生が徐々に全国大会出場へ向けて盛り返し、対象的に東京Uは暑さ、疲弊、負けられないプレッシャーからかミスが出て足が止まっていった。クーリングブレイクをはさみ、残り10分ほどの1点勝負の最終盤は瀬川のシュートや香西のヘッドなどでゴールに迫る場面もあったが、逆に相手のエリア内で放ったシュートがゴールをわずかに外れるなど、救われたシーンもあった。
0-0のまま迎えたPK戦は双方の意地と全国への強い思いを互いに譲らず、1人ずつが失敗したものの11人で決着がつかず2巡目に突入。最後は13人目の高木のキックが左ポストをたたき、後攻の東京国際大に決められて試合終了。これで東京UがJFL参入戦「全国地域チャンピオンズリーグ」に出場するには、関東1部リーグ戦で優勝する以外に道はなくなった。
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