東京海上、後半に3発 勝負の分かれ目制す
写真:東京海上は主将のFW林のゴールなどで3-0で勝利。
東京1部三菱養和 0-3 東京海上
試合前に降った雨の影響もあり、人工芝のピッチは蒸し暑く、ハーフタイムの両者は疲労感に満ちていた。0-0で迎えた勝負の後半、先に訪れた決定機を三菱養和の引間が決めていれば、流れを引き寄せていたはず。だが、シュートがGKの正面を突くと、その直後に東京海上が先手を奪って流れを持っていった。
53分、右SB靏岡がエリア内へ向かってクロスを放り込み、それをファーサイドで香山が後方に頭で落とすと、高橋が向かってくる敵をワントラップでかわして中央へ折り返し。最後はFW林がダイレクトで流し込んだ。
この先制点でエネルギーが湧く東京海上、逆にしぼんでいく三菱養和。こんな日は交代カードの数や選択肢がゲーム終盤には大きな影響を与えるが、手持ちが豊富な東京海上は73分に途中出場の中畝のクロスを林が頭で合わせて2点目。さらに82分には倉持が3点目を決めて突き放し、その後も代わって入った村上や藤沢が貪欲にゴールを狙うなど、動きの質が最後まで落ちることはなかった。
ケガ人の影響か、交代メンバーが少なく苦しい状況の三菱養和は一矢も報いることなくタイムアップ。東京海上が4勝目を挙げ、三菱養和は完封負けで6敗目となった。
東京都社会人サッカーリーグ1部