小川、待望の初ゴールが決勝点に
写真:前半にゴールを決めるエリースの小川。
関東1部エリース 1-0 流経大
チームの得点力不足解消へ小川が加わったのが第7節。そこからチームの低迷と共に自身もなかなか得点を奪えず苦しんだが、12節の今節にようやく初ゴールの機会が訪れた。13分、前線からのプレスに連動して小川も前へと駆け出し、相手の自陣の横パスを狙い通りにカット。そのまま右足で放ったシュートは、DFに当たりながらも弧を描くようにゴールに吸い込まれた。
小川は「今週の練習でやっていた成果が出せた。分析結果から相手の横パスを狙うように指示を受けていた」とスタッフに感謝をしつつ、シュートについては「正直得意ではないが、今のチーム状況も考えて思い切って撃ったら、相手にあたってうまく入りました」とはにかんだ。
この前線から奪いに行く、ゴールを狙うという積極性がチームに欠けていたのかもしれない。「今までボール保持率は高かったが、その分ゴールへの期待値もチャンスも少なかったところがあった」という小川の顔はどこか吹っ切れたような感もある。
「自分のゴールは嬉しい。でも自分のゴールが勝利につながったことのほうが嬉しい。喜ぶのは今日だけにして、また明日から残留に向けてやっていきたい」。チームに2勝目をもたらした男の視線はすぐに次へ向けられていた。
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