武蔵野、2戦目は青森に0-1敗戦
写真:空中戦を競り合う武蔵野の主将・鳥居。(写真:石川美紀子)
JFL横河武蔵野 0-1 ラインメール青森
初黒星も希望見えた後半 青森を圧倒
悔やまれるPKでの失点
横河武蔵野FCのホーム初戦、2026 JFL CUP第2節はラインメール青森が相手。2週連続で東京へと来襲した強豪に真っ向から立ち向かい、シュート数13対5というリザルトでわかるように徹底して押し込んだが無得点。前半にPKで与えた1失点に泣き、0-1で敗れた。金守監督は次のように振り返った。
「PKの場面もこっちがシンプルにクリアをしておけばなんでもなかったこと。自滅感はあるが、そこで下がらずに、後半はほぼこちらのペースで試合を運べていた。やはりフィニッシュの精度、その前の1本のパス、そういうところにもっとこだわってやっていかないといけない。でも、全体を通してやってきていることを出せるようにはなってきているので、悲観せず前に進んでいきたい」
前半は互いに主導権を握り合うような試合展開でほぼ五分五分の内容。そこから後半は、武蔵野が一方的に攻め、青森が堅く守るような攻防が長く続いた。ハーフタイムの武蔵野はプレスのかけ方、ボールの動かし方に若干の修正はかけたが、大幅に変えたところはなく「90分間を通しての走力に関してはやってきている。しっかり全員が動き、相手を圧倒して、後半はこっちの時間を多くつくることができたと思う。チャンスを多くつくれたのはひとつの収穫」と、金守監督。今年取り組んできたことがあらわれたのだろう、充実感が残った。
ボールを奪って前に出ていく積極性、そこからの立ち位置とボールの動かし方に進歩が見られ、内容的には手応えがあり、攻め込む機会が多いことでエンタメ度も向上、スタンドを温めるには十分なフットボールをしていた。第1節で前半4本、後半1本に終わったシュート数も大幅に増加、この間の進歩は見せた。
こうなるともったいないのがやはり失点。ボックス内での不用意な相手への接触はPKの判定を招くおそれがあり、金守監督が言うようにシンプルに蹴っておけば回避しえた事態だった。この前半のゴールにより、武蔵野が攻め込んだ後半、青森に1点のリードを活かしてリスクを冒さず構えて守ってのカウンター狙いでよいと、割り切って試合を進める選択肢を与えることにもなった。ゴールキーパーの廣末陸、センターバックの遠藤元一と、JFLレベルでは突出した守備陣に堅く守られると、決定的なシュートまでも防がれ、同点ゴールを挙げることは難しかった。
ただ、あくまで焦点は昇降格がある、秋から始まるJFL。そこまでに今節見せた戦い方の構築を進め地力を高めれば、リーグ戦に自信をもって臨むことができる。その意味では、ベースとなるものを示せた今節は希望を感じさせるものだった。「長いシーズンを戦っていく上では底上げが欠かせない。もちろんこのカップ戦にも順位の争いはあるが、どんどん調子のいい選手を使っていろいろなチャレンジをさせていきたい。強化、形をしっかりつくること、そして底上げをテーマにやっていきたい」と、金守監督。若い選手、上をめざす選手の加入で活性化を図る武蔵野が、果敢に挑む姿勢を明確にした一戦だった。
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