東京2部 NossAは5発快勝で開幕2連勝
写真:終了間際に5点目を決めるNossAの矢田。
昨季勝ち点1差で優勝を逃した東京2部1ブロックのNossA八王子は6日、第2節を3部から昇格したTTAFFと戦い、佐川新太郎の2得点、矢田聖真のゴールなどで5-0で快勝。開幕2連勝とした。敗れたTTAFFは2連敗。
東京2部1BNossA八王子 5-0 TTAFF
5得点も土屋監督は「もっとこだわりを」
80分のゲーム内容を振り返ると、スコア以上の差があったようにも映ったが、思ったほど得点数は伸びなかった。ボールがよく走る上質な天然芝の上で攻撃の形にこだわりすぎたか、序盤からサイドをえぐって中央に折り返すパターンを繰り返すものの肝心のゴールが決まらない。前半はCKからDF鈴木が頭で一発仕留めたのと、杉田のミドルシュートによる得点の2点にとどまった。
後半は57分にカウンターから佐川が左足で追加点を挙げると、相手の意欲、集中力も低下していき、60分には佐川が連続ゴールを奪い、80分には矢田が5点目をダメ押し、終わってみれば5-0の大差。
ただ、その過程には矢田がゴール目の前のチャンスを決め損ねたり、杉田の決めるべきシュートがポストを叩く、富田がふかすなど、天を仰ぐシーンもパラパラとあった。土屋監督は「守備は無失点で良かったが、攻撃はまだまだチャンスがあったのでそこは課題。練習の中でやっている形は出せているので、最後の部分は個人のスキルを高めていくしかないと思う」と勝利にもやや渋めの表情だった。
2部は優勝レースが毎年混戦になりがちで、最後は得失点差がものをいう。今日の取り損ねた1点が後々致命傷になることも少なくないが、監督は「得失点差のことはあまり気にしていない」。「もちろん得点は取れた方がいいし、やっぱり1点を取るのと外すのとでは気持ちが全く違う。ゴールが決まったときはどの瞬間よりもうれしいし、だからこそ得点にはもっとこだわらなくてはいけない」と、先の得失点差よりも目の前の試合、目の前のゴールの重要性を説いた。それが結果的に得失点差につながると。
次節は今日と同様に3部から昇格したシュワーボが相手だが、戦力は2部でもトップレベル。監督は「シュワーボさんはスキルの高い選手が多いし、身体能力もうちより高い選手が多い」と警戒しつつも、「やることは変わらない。今日の相手もそうだし、自分たちのコンセプトを大事に目の前の勝ちにこだわってやるだけ」と話した。
東京都社会人サッカーリーグ2部