東京ベイは3勝目 攻守徐々に安定
写真:東京ベイは古澤(中央)の活躍などで4点快勝。
東京1部東京ベイ 4-1 東京海上
継続的に選手を補強しながら強化をすすめる東京ベイとあって、4点快勝もまだ3勝目。経験豊富なGK大畑やFW山村らが途中加わり、徐々にチームのベースは出来上がりつつも結果と結びつくのはこれからといったところか。ただ、この日は東京海上を相手に安定した戦いぶりで4-1で快勝。攻守ともに今後の戦いに期待を寄せる内容で90分を戦い終えた。
ゲーム序盤を過ぎたあたりからボールをつなぎ始める東京海上を前線のプレスで網にかけ、村田を中心に敵の急所を突きながら効率よく攻める。縦に当て、個のドリブルを織り交ぜ、17分にはエリア内でボールを受けた古澤が敵のマークを外して左足で決めて先制。以降も東京海上の巧みなポゼッション以上に東京ベイはカウンターの質、個人の質でゲームをコントロールし、42分には右からのクロスを頭で合わせたFW松田のボールはバーを叩いたが、こぼれ球を自らが押し込んで2-0。
後半も前傾姿勢の東京海上を手玉にとり、62分には古澤が隙をついてミドルシュートを放つとバーを直撃したが、そのこぼれ球から最後は中三川のクロスを江川がヘッドで決めて3-0。66分にはロングボールでDFラインの背後を取った吉井が、飛び出すGKよりも先に足を突き出し4点目。終盤に東京海上の小松に1点を与えたが、4-1で勝利した。
東京海上は早くも6敗目
勝っては負けてを繰り返す東京海上は、これで6敗目を喫し通算成績は4勝6敗。結局は決めるべきところを決めていればの「タラレバの展開」で、この日も勝負どころで決まらなかったという試合。前半のエリア内のチャンスを田中、林が逃すと、逆に守備陣が耐えられず2失点。後半は新人の伊勢が入り、立ち上がりこそいいペースでゲームを進めながらも得点はなく、再び守備陣はあっさり裏を取られるなどで2失点。東京ベイとは対照的に個よりも組織で戦うが、未だサッカーが安定せず、失点も多く、結果もブレてしまっている。
東京都社会人サッカーリーグ1部