セルべ、アローレはスコアレスドロー
写真:後半に突破を阻まれるセルベッサのMF大森。
東京1部CERVEZA 0-0 アローレ
互いに守備堅く セルべは判定不満
セルべとアローレは互いに得点を奪えぬまま試合終了。セルべは2勝目を逃し、アローレは開幕4連勝を逃した。セルべ石割監督は「アローレさんが見違えるように強くなっていた。結果をポジティブに捉えてはいるが、こういうゲームを勝ち切らないと上にはいけない。でも、それは相手にも言えることで、うちみたいところに勝たないと上にはいけないのかな」
両者、スコア通り得点を奪えなかった。裏を返せば互いの守備陣が素晴らしかったことでもある。石割監督が「相手の4番が素晴らしかった」と称えたCB堀田玲を中心としたアローレの守備。セルべも後半にかけて運動量が落ちたが、CB菅井がリーダーシップを発揮して守勢の時間を無失点で踏ん張った。
あとは数少ない決定機をどちらが決めるかだったが、アローレはMF可児のゲームコントロールからエリア内に侵入するものの、前半は堀田悠、後半は尾下が決めそこねた。
対するセルべは前半に大森のシュートがバーを叩く惜しい場面もあったが、この日はとにかく審判との相性がよくなかった。19分にFW中島が警告を受けてからことあるごとに主審と揉めてペースを乱し、なかでも後半6分すぎのエリア内で大森が押しつぶされたのに笛が吹かれなかったシーンへの不満は最後まで引きずった印象だ。
気持ちはわかる。だが、それを凌駕する攻撃を示すことができなかったのも確か。石割監督は「判定に泣かされたところはあるが、今日みたいなゲームを取れるようにもっと鍛えないと。でも今日のアローレさんには本当に鍛えてもらった」。最後は納得の表情だった。
東京都社会人サッカーリーグ1部

